【報告】いよいよ結審へ

8月26日(水)15時から結審、16時から原告学習会

3月31日に予定されていた仙台PS操業差止訴訟の結審は、新型コロナの感染拡大防止のために延期になっておりましたが、8月26日(水)15時から開かれることになりました。124名の原告を代表して、原告団長の長谷川が最終陳述を行います。裁判官に向けて、原告である私たちの思い、被告仙台パワーステーション株式会社への憤りを伝えたいと思います。ただし大変残念なことに原告分の傍聴席は10席と限られています(是非傍聴したいという方は、hasegawa3116@gmail.com宛、至急ご連絡ください。傍聴可能な10名の方を調整させていただきます)。続いて16時から弁護士会館で原告団の学習会を開催いたしますので、大変恐縮ですが、原告学習会にご参加ください。

判決日まで今後の運動を盛り上げていくために: ハガキアクションとスタンディング

結審の際、裁判官から判決日が指定されます。
判決日まで、法廷の外で運動を盛り上げていくことが重要です。3月中旬の原告団ニュース14号に同封しお願いしたような裁判官宛のハガキアクションをさらに大規模に行います。ハガキ1万枚を用意し、協力していただける団体等に投函を依頼します(ご協力いただける方は、至急ご連絡ください)。
9月25日(金)に、スウェーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさんなどが参加する Fridays for Future International が世界的に呼びかけて Global Day of Action が行われます。その一環として、14時から、多賀城駅南側の砂押川の土手で、各自が仙台PSへの抗議の意思を示すボードを持つなどして、サイレント・スタンディングでのグローバル・アクションを行います。マスクをし、社会的距離を保つなど、感染拡大防止に努めながら行います。是非、ご友人と一緒にご参加ください。仙台PSへのあなた自身の思い、会社側への怒り、気候変動問題への危機感、蒲生干潟への思い、地域の環境を守りたいという決意などをお手製のボードで伝えてください。

石炭火力をめぐる最近の動き

7月3日、政府は「非効率な石炭火力発電所」を2030年までに段階的に廃止する方向で検討を開始することを発表しました。この発表の問題点については、本号の桃井貴子さんの寄稿をご覧ください。仙台パワーステーションは亜臨界型という古い技術を用いた非効率炉ですが、2017年操業開始という新しい炉のため、残念ながら廃止の対象とはなっていません。
7月21日付け河北新報社説(https://www.kahoku.co.jp/ editorial/20200721_01.html)も、政府に対して、石炭依存からの全面的な政策転換を求めています。
第6次エネルギー基本計画(4年に1回改訂)の策定作業がまもなく始まる予定です。石炭火力発電所の位置付けは、第6次エネルギー基本計画の注目点の1つです。
私たちの裁判の帰趨は、国のエネルギー政策にも直接・間接に影響を及ぼしうる大きな社会的意義を持つものとなります。判決の日まで、ともに奮闘いたしましょう。

コメントは受け付けていません。