<報告>第2回口頭弁論 被告側は具体的論点について「これ以上認否することはない」

撮影:松浦眞

原告団の横断幕できる

気候ネットワークの江刺家由美子さんデザインの原告団の横断幕ができました。3月26日(月)がお披露目となり、みんなで記念写真を撮りました。カッコいい、と大好評でした。左側のベビーカーで眠っているのは最年少、現在生後1歳7ヶ月の原告です。

法廷での攻防
 3月26日(月)15時から、仙台地裁で第2回の法廷が開かれました。被告側代理人が準備書面(1)を提出、原告側代理人が健康被害に関する証拠A1からA8までを提出しました。原告側代理人千葉弁護団副団長が、このままでは原告側が準備すべき証拠の量が膨大になる、裁判を効率的に進めるためにも、被告側は健康被害・気候変動の影響・蒲生干潟に関する原告の主張について、個々の論点について「認否(原告側の主張を認めるか否か)」を明らかにすべきだと迫りましたが、被告側代理人はこれ以上認否することはない、という返事でした。高橋弁護団長が、被告側準備書面(1)について、これ以上具体的に認否することはないのか、と重ねて迫りましたが、被告側代理人はこれ以上認否しない、という返事でした。
 次回第3回(5月23日(水)15時から)の法廷で、原告側は健康被害を中心に訴状の主張を補充することになりました
 第4回の法廷は、7月18日(水)16時からになりました。
原告30数人が傍聴

撮影:熊谷佳二

昨年12月13日の第1回法廷に続いて、原告30数人をはじめとして傍聴席はほぼ満員となりました。閉廷後、弁護士会館301号室で説明会を開催しましたが、原告29人が参加して、「地域で問題の周知をもっと図っていきたい」「いま原告にできることは何か」、「原告とその家族の健康調査を至急実施すべきだ」など活発な質疑応答や意見交換が約1時間半続きました。

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